ブラックライトというらいとは、紫外線を放出することにより青紫色の発色を帯びたライトのことです。
ブラックライトとは、紫外線を出すライトです。いくつかの種類がありますが、蛍光管を使用したタイプのブラックライトは、通常の蛍光管と全く同じように製造されていますが、使われている蛍光帯が異なっているのが特徴です。もう一つの違いとしては、普通の蛍光管は白色のガラスを使い製造されています。ブラックライトの場合は、深い青紫色のガラス(ウッドガラスなどと呼ばれる)を使用しています。このガラスを用いて、ブラックライトは、400nmの波長の可視光線をカットしています。また、ブラックライトが開発された初期のころに用いられていたのは、白熱球におウッドガラスを使用したもので簡易のブラックライトになります。しかし赤外線が大量に放出されるために効率が悪い点と、熱を発することで危険が伴う難点がありました。この二つ以外では、最近話題となっていた発光ダイオードをつかう方法もあります。
ブラックライトからは紫外線が出ているが、その紫外線はどのようなものであるのだろう。紫外線には、何種類かに分かれています。その種類は、近紫外線・遠紫外線(真空紫外線)・極端紫外線などに分類されます。その中でも近紫外線は、さらにUVA・UVB・UVCと細分化されています。UVA(波長315〜400NM)は、細胞の物質交代の進行に関係し細胞の活性化をさせる作用があります。UVB(波長280〜315NM)は、色素細胞がメラニンを作り防御反応を取るという日焼けの作用を行う波長であります。UVC(波長200〜10NM)は、生体・人体の破壊を行う作用があり強い殺菌力があります。しかし現段階ではオゾン層に守られているために地上に達することはありません。ブラックライトは、この中でUVAに属しています。
ブラックライトで発光ダイオードを使用したものが開発されています。発光ダイオードとは、Light Emitting Diodeの頭文字をとり、一般的にはLED(エル・イー・ディー)と呼ばれています。この発光ダイオードの原理は、エレクトロルミネセンスの効果を利用したものです。エレクトロルミネセンスとは半導体中において、電界を印加することによって得られることを指しています。寿命は、半永久的と言われていて、LEDが使用できなくなるときは、その金属部分の酸化などによる劣化によるもので、LED自体の問題ではありません。LEDの発光色は、赤外線の領域から可視光、紫外線の領域と幅広くそれによって発光の色が変化します。ブラックライトで使われる発光ダイオードの領域は紫外線領域を使用したものとなり、青紫色に発行します。